日本のおもてなし精神は世界でも広く知られています。その精神を代表するのが旅館であり、土地に根差した伝統文化のもと、何世紀にもわたってお客様をもてなしてきました。
べにや無何有は創業1928年。山代温泉にてオーナーの中道家に3代に渡って受け継がれてきた小さな旅館です。時代の変遷の中で、べにや無何有は地元の人々との絆を深めてきました。そしてこれからも、加賀の地と人々の暮らしを守りつつ、持続可能な未来を築くため、文化や食材、工芸品など地域の伝統をお客様に伝えて参ります。
「からっぽのなかの豊かさ」という意味を持つ無何有という言葉は、べにや無何有にとって最も大切なコンセプトであり、建築、周囲の豊かな自然、食材、スパなどはもちろん、何よりもその心からのおもてなしの中に見ることができます。2013年にはそのおもてなしの精神に対して、Relais & Châteauxからウエルカムトロフィーが授与されました。「お客様を笑顔にすることがべにや無何有の存在意義です。」そう語る女将のもと、スタッフはお客様を家族のようにもてなし、お客様に満足して頂けるよう、それぞれの部署で最大限努めることが求められています。